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花粉症対策に空気清浄機は効果あり?|おすすめの機種と使い方

花粉症対策に空気清浄機は効果あり?|おすすめの機種と使い方 ライフスタイル

こんにちは、佐久本です。
今回は花粉症対策として空気清浄機は効果があるのかについてお話ししたいと思います。

花粉症の季節は2月半ばから4月がピークです。
花粉症の症状に悩む方は多いと思いますが、空気清浄機を使うことで症状を軽減することができるかもしれません。
空気清浄機は、空気中の花粉やホコリなどの微粒子を捕らえて除去する機能があります。
しかし、空気清浄機を使うだけでは花粉症対策にならない場合もあります。
空気清浄機の効果的な使い方やおすすめの機種について、この記事で紹介します。

花粉症対策に効果的な空気清浄機の仕組みとメリット

空気清浄機とは、室内の空気を循環させながら、花粉やホコリなどの微粒子をフィルターで吸着して除去する装置です。
花粉症の症状を引き起こす花粉は、直径10~100ミクロン程度の大きさで、空気清浄機は一般的に0.3ミクロン以上の微粒子を99%以上除去できるといわれています。
そのため、空気清浄機を使用することで、室内の花粉の量を効果的に減らすことが可能です。

また、空気清浄機には、花粉やホコリ以外にも、ダニやカビ、ウイルスや細菌などの微生物を除去できる機能を備えたものもあります。
これらの微生物は、アレルギー性鼻炎や喘息などの呼吸器系の病気の原因となることがあります。
さらに、ペットやタバコなどの臭いを消臭できる機能を備えたものもあります。
これらの臭いは、不快感だけでなく、頭痛や吐き気などの身体的な不調を引き起こすことがあるため、除去することが望ましいです。
このように、空気清浄機を使用することで、室内環境を快適にするだけでなく、健康面でもプラスの効果が得られます。

空気清浄機の選び方とおすすめの機種

空気清浄機は、花粉症やアレルギーなどの症状を軽減するために役立つ家電です。
しかし、空気清浄機にはさまざまな種類や機能があり、どれを選ぶか迷ってしまうこともあります。
そこで、空気清浄機の選び方とおすすめの機種を紹介します。

空気清浄機を選ぶ際には、次の3つのポイントに注目しましょう。

部屋の広さに見合った能力を備えた製品を選ぶ

部屋の広さに見合った能力を備えた空気清浄機を選ぶことで、空気を効果的に浄化することができます。
能力は、CADR(Clean Air Delivery Rate)という数値で表されます。
CADRは、1時間にどれだけの空気を浄化できるかを示す指標です。
CADRが高ければ高いほど、空気清浄機の性能が優れていると言えます。
部屋の広さとCADRの目安は、以下の通りです。

  • 10平方メートル以下:CADR 50~100
  • 10~20平方メートル:CADR 100~200
  • 20~30平方メートル:CADR 200~300
  • 30平方メートル以上:CADR 300以上

フィルターやイオンなどの除去方法について確認する

空気清浄機には、フィルターやイオンなどの様々な除去方法があります。

  • フィルター方式
    フィルター方式は、空気中のホコリや花粉などの微粒子を物理的に捕捉する方法です。
    フィルター方式の中でも、HEPAフィルターは、0.3ミクロン以上の粒子を99.97%以上除去できる高性能なフィルターです。
    花粉症やアレルギーでお悩みの方には、HEPAフィルターを装備した空気清浄機がおすすめです。
  • イオン方式
    イオン方式は、空気中にマイナスイオンを放出し、ホコリや花粉などの微粒子に吸着させて重くして落下させる方法です。
    イオン方式は、フィルター交換が不要であることや、マイナスイオンがリラックス効果を与えることが利点です。
    ただし、イオン方式では、床や壁に汚れが付着することや、オゾンが発生する可能性があることに留意が必要です。

消費電力や騒音などのランニングコストを把握する

空気清浄機のランニングコストは、消費電力や騒音などによって変わります。

  • 消費電力
    消費電力は、空気清浄機の稼働時間や風量設定によって異なりますが、一般的には、CADRが高いほど消費電力も高くなります。
    消費電力が高いと電気代も高くなるので、省エネ性能の高い空気清浄機を選ぶことが望ましいです。
  • 騒音
    騒音は、空気清浄機の稼働音の大きさを示す数値です。
    騒音が大きいと、睡眠や勉強などに影響することがあります。
    騒音は、風量設定によって異なりますが、一般的には、CADRが高いほど騒音も大きくなります。
    騒音が小さいと快適に使用できるので、静音性能の高い空気清浄機を選ぶことが望ましいです。

おすすめの空気清浄機の製品

おすすめの空気清浄機の製品は、以下の通りです。

機種 CADR 除去方式 消費電力  騒音 
ダイキン MC70LVM300HEPAフィルター方式55W47dB
シャープ KC-G50W240HEPAフィルター

プラズマクラスター方式
38W49dB
パナソニック F-VXM90240HEPAフィルター

ナノイー方式
49W51dB

これらの製品は、部屋の広さに見合った適正な能力を持ち、高性能なフィルターとイオンを組み合わせた除去方法を採用しています。
また、省エネ性能と静音性能も高く、コスパの良い空気清浄機と言えます。

空気清浄機の効果的な使い方と注意点

空気清浄機の効果的な使い方と注意点

空気清浄機は、室内の空気をきれいにするために役立つ家電です。
しかし、ただ置いておくだけでは十分な効果が得られません。
空気清浄機を使うときには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。

空気清浄機のサイズや性能をチェックする

まず、空気清浄機のサイズや性能をチェックしましょう。
空気清浄機には、対応する部屋の広さや除去できる微粒子の種類や量が記載されています。
部屋の広さや汚れの程度に合わない空気清浄機を使うと、効率が悪くなったり、逆効果になったりすることもあります。

空気清浄機のフィルターの状態を確認する

次に、空気清浄機のフィルターの状態を確認しましょう。
フィルターは、空気中のホコリや花粉、ウイルスなどを吸着して除去します。
そのため、フィルターが汚れると、除去能力が低下するだけでなく、汚れた空気を室内に拡散する危険性もあります。
フィルターは定期的に掃除したり交換したりすることで、常に最適な状態に保ちましょう。

空気清浄機の設置場所や使用環境に注意する

さらに、空気清浄機の設置場所や使用環境にも注意しましょう。
空気清浄機は、窓やドアを閉めて使用することが基本です。
外から新しい汚れが入ってこないようにすることで、空気清浄機の負荷を軽減できます。
また、空気清浄機は壁や家具などの障害物から離して設置することで、空気の流れをスムーズにします。
ただし、空気清浄機だけでは室内の酸素や二酸化炭素のバランスを整えることはできません。
一定時間ごとに窓を開けて換気することも忘れずに行いましょう。

空気清浄機以外の花粉症対策方法

花粉症の季節には、空気清浄機を使うことが一般的ですが、それだけでは対策として不十分です。
空気清浄機は室内の空気をきれいにすることができますが、花粉は外からも侵入してきます。
そこで、空気清浄機以外の花粉症対策方法をご紹介します。

マスクやメガネを着用する

まず、外出する際にはマスクやメガネを着用することが重要です。
マスクやメガネは、花粉が目や鼻に触れるのを防ぐバリアとなります。
特に、花粉対策用に開発されたマスクやメガネは、花粉の侵入を最小限に抑えることができます。

外出後はすぐに着替える

次に、外出から帰ったらすぐに着替えることも効果的です。
外出時には、服や髪に花粉が付着してしまいます。
そのまま家の中に入ってしまうと、花粉が室内に広がってしまいます。
外出から帰ったらすぐに着替えて洗濯し、髪も洗うかブラッシングすることで、花粉を除去することができます。

花粉飛散情報をチェックする

最後に、花粉飛散情報をチェックすることもおすすめです。
インターネットやテレビなどで、花粉飛散情報を確認することができます。
花粉飛散量が多い日は、外出を控えるか、必要な場合は抗アレルギー薬を服用することで、症状を予防することができます。

空気清浄機で快適な生活を送ろう

空気清浄機は、呼吸器系の疾患に悩む方にとって、大きな助けとなる家電です。
花粉症はもちろん、アレルギーや喘息などの症状を軽減することができます。
そのほかにも、空気清浄機は室内の空気を清潔に保つだけでなく、快適さや健康にもプラスの影響を与えることができます。
例えば、空気中に漂うニオイやタバコの煙を取り除いたり、加湿機能やイオン発生機能などで空気の乾燥や静電気を防いだりすることができます。
また、リラックス効果や美肌効果などの美容やメンタル面にも良い効果が期待できます。
空気清浄機は、生活の質を向上させるために有効なツールです。ぜひ、自分のニーズに合った空気清浄機を選んで、健康で快適な生活を送ってください。

まとめ

この記事では、花粉症の季節に空気清浄機を使うことの効果や選び方について紹介しました。
空気清浄機は、花粉やホコリなどの室内の微粒子をキャッチしてくれるので、花粉症やアレルギーの方にとっては大きな味方です。
空気清浄機を選ぶ際には、部屋の広さに見合った能力があるものや、フィルターやイオンなどの除去方式が自分に合っているものを選ぶことが重要です。
さらに、電気代や騒音などのランニングコストも忘れずにチェックすることがおすすめです。
空気清浄機を上手に活用することで、花粉症の季節も快適に過ごせる室内環境を作りましょう。

この記事を書いた人
佐久本 進

私は以前、家電量販店で働いていた経験があり、お客様の生活に役立つ様々な家電を販売していました。今はその経験を活かし、家電をメインにライフハックに関する記事を書くライター職に専念しています。

また、家族と暮らす中で、住んでいる人や使う人、生活に身近な場面に合わせた快適な空間づくりのコツを身につけました。

このサイトでは、住まいについてのノウハウを分かりやすくお伝えしています。また、暮らしに役立つ豆知識的な記事も投稿していますので、ぜひチェックしてください。私は読者の方々の暮らしを少しでも快適にするお手伝いができればと思っています。

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