衣類スチーマーとは、高温の蒸気を衣類に吹きかけてシワを伸ばすとともに、除菌や脱臭などの効果を得られる家電製品です。
最近では、コロナウイルスや花粉症などの感染症やアレルギーに対する対策として、衣類スチーマーの需要が高まっています。
そこで今回は、衣類スチーマーの除菌効果について、5つのポイントを紹介します。
また、スチーマーの基本的な使い方や注意点についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
効果①ウイルス除去
衣類スチーマーは、高温の蒸気を使って衣類に付着したウイルスを除去することができます。
一般的に、ウイルスは60℃以上で不活化すると言われていますが、衣類スチーマーは100℃以上の蒸気を発生させるため、より確実にウイルスを不活化することができます。
特に、外出時に着用したマスクや服などは、ウイルスが付着している可能性が高いため、帰宅後に衣類スチーマーで処理することで、感染リスクを低減することができます。
効果②花粉症の物質低減
衣類スチーマーは、花粉症の原因となる花粉やダニなどのアレル物質を低減することができます。
花粉やダニは、乾燥した環境では長期間生存することができますが、高温の蒸気によって水分を奪われて死滅します。
また、花粉やダニの死骸やフンなども、蒸気の力で浮き上がって落下しやすくなります。
これにより、衣類や寝具などに付着した花粉やダニを除去することができます。
効果③脱臭
衣類スチーマーは、衣類に付着した汗やタバコなどの臭いを取り除くことができます。
臭いの原因となる細菌やカビも、高温の蒸気によって殺菌されます。
また、蒸気は水分として臭い成分を吸収し、排出します。これにより、洗濯しなくても衣類を清潔に保つことができます。
効果④殺ダニ効果
衣類スチーマーは、ダニやダニアレルゲンを除去することができます。
ダニは、人間の皮脂やフケなどを餌として生活する小さな虫で、寝具やカーペットなどに多く存在します。
ダニは、アトピー性皮膚炎や喘息などのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
衣類スチーマーは、高温の蒸気でダニを死滅させるとともに、ダニの死骸やフンなどのアレル物質を除去することができます。
効果⑤アレル物質低減
衣類スチーマーは、ペットの毛やほこりなどのアレル物質を低減することができます。
ペットの毛やほこりは、空気中に浮遊して衣類に付着することがあります。
これらの物質は、鼻炎や目のかゆみなどのアレルギー症状を引き起こすことがあります。
衣類スチーマーは、高温の蒸気でペットの毛やほこりを浮き上がらせて落下させるとともに、水分として吸収して排出することができます。
衣類スチーマーの使い方と注意点
衣類スチーマーは、アイロンとは異なり、熱湯を噴射してシワを取る家電です。
アイロンに比べて簡単に使えるという利点がありますが、その一方で注意すべき点もいくつかあります。
衣類スチーマーの使い方と注意点について、詳しくご紹介します。
やけどや火傷に注意
衣類スチーマーは高温の熱湯を噴射するため、やけどや火傷の危険があります。
使用するときや使用後は、必ず手袋やタオルなどで保護してください。
また、子供やペットが近くにいる場合は、使用しないか、十分に注意してください。
水漏れや発火に注意
衣類スチーマーは水漏れや発火の原因となることがあります。
使用するときや使用後は、水平に安定した場所に置いてください。
傾けたり振ったりすると、水タンクやスチームノズルから水が漏れたり噴出したりすることがあります。
その場合は、床や机などの下にタオルやバケツなどを敷いておくと安心です。
衣類の種類によって使えない場合がある
衣類スチーマーはすべての衣類に使えるわけではありません。
特に、皮革製品や合成繊維製品などは熱に弱く、色落ちや変形する可能性があります。
使用する前には、必ず衣類の洗濯表示を確認してください。
アイロン禁止のものは、基本的に衣類スチーマーも使用できないと考えたほうが良いでしょう。
以上が、衣類スチーマーの使い方と注意点についての説明です。
衣類スチーマーは便利な家電ですが、正しく使わないと危険です。
安全第一で、効果的に活用してください。
まとめ
以上、衣類スチーマーの除菌効果について、5つのポイントや使う際の注意点についてご紹介しました。
衣類スチーマーは、シワ伸ばし以外にも様々な効果を持つ便利な家電製品です。
感染症やアレルギーに悩む方は、ぜひ衣類スチーマーを試してみてください。
