省エネハック

LED電球と白熱球の消費電力を比較!省エネで節約できるのはどっち?

LED電球と白熱球の消費電力を比べてみた! どちらがお得で快適なの? 省エネハック

今回は、照明器具についてお話ししたいと思います。

照明器具は、家庭や職場で毎日使うものですが、どんな電球を使っていますか?
白熱球、蛍光灯、LED電球など、さまざまな種類がありますが、それぞれにメリットやデメリットがあります。

今回は、その中でもLED電球と白熱球に注目して、消費電力や電気代などを比較してみたいと思います。
LED電球は省エネで長寿命というイメージがありますが、実際にどれくらいお得なのでしょうか?
白熱球は昔から使われている定番ですが、今でもメリットはあるのでしょうか?

今回は、パナソニック公式が紹介している動画と合わせて解説しますので、早速見ていきましょう。

Panasonic Japan(パナソニック公式)

LED電球と白熱球の特徴と違い

消費電力

消費電力とは、1秒間に消費する電力のことで、単位はワット(W)です。
同じ明るさでも、消費電力が少なければ省エネになります。

ここでは、一般的な40W形相当の明るさを持つLED電球と白熱球を例に取ってみます。

  • LED電球(パナソニック LDA6L-H-E17/BH/S_3):消費電力は6.4W
  • 白熱球(パナソニック LW100V36W 40W形):消費電力は36W

この例では、LED電球は白熱球の約18%しか消費電力がありません。
つまり、同じ明るさでもLED電球は白熱球より約5.6倍も省エネです。
これはかなり大きな差ですね。

実際に検索してみると、一般的にLED電球は白熱電球の約8分の1程度しか消費電力がないと言われています。
蛍光灯と比較すると3分の1程度です。

このように、LED電球は他の種類の照明器具よりも圧倒的に消費電力が少ないことがわかります。

電気代

消費電力が少なければ、当然電気代も安くなります。
では、LED電球と白熱球ではどれくらい違うのでしょうか?

ここでは、一般的な40W形相当の明るさを持つLED電球と白熱球を例に取ってみます。
また、1kWhあたりの料金を27円(税込)と仮定します。

  • LED電球(パナソニック LDA6L-H-E17/BH/S_3):1時間あたりの料金は0.17円
  • 白熱球(パナソニック LW100V36W 40W形):1時間あたりの料金は0.97円

この例では、LED電球は白熱球の約18%しか料金がかかりません。
つまり、同じ時間使ってもLED電球は白熱球より約5.6倍も電気代が安いです。
これもかなり大きな差ですね。

実際に検索してみると、一般的にLED電球は白熱電球の約8分の1程度しか電気代がかからないと言われています。
蛍光灯と比較すると3分の1程度です。

このように、LED電球は他の種類の照明器具よりも圧倒的に電気代が安いことがわかります。

色温度

色温度とは、光源の色味を表す指標で、単位はケルビン(K)です。
色温度が低ければ低いほど赤みがかった暖色系の光になります。
逆に高ければ高いほど青みがかった寒色系の光になります。

一般的に、白熱球は色温度が約2700Kで、暖かみのある電球色と呼ばれる光を放ちます。
LED電球は色温度が約5000Kで、白っぽい昼光色と呼ばれる光を放ちます。

もちろん、LED電球にも電球色タイプや昼白色タイプなど、さまざまな色温度のものがありますが、基本的には白熱球よりも青みがかった光になります。

色温度は、部屋の雰囲気や用途によって選ぶと良いでしょう。
例えば、リラックスしたい寝室やリビングでは、暖かみのある電球色がおすすめです。
逆に、勉強や仕事をする書斎やキッチンでは、目覚めや集中力を高める昼光色がおすすめです。

配光角

配光角とは、光源から放たれる光の広がり具合を表す指標で、単位は度(°)です。
配光角が大きければ大きいほど広範囲に光が届きます。
逆に小さければ小さいほど狭い範囲に光が届きます。

一般的に、白熱球は配光角が約360°で、全方向に均等に光を放ちます。
LED電球は配光角が約120°で、特定の方向に集中的に光を放ちます。

もちろん、LED電球にも全方向型やワイド型など、さまざまな配光角のものがありますが、基本的には白熱球よりも狭い範囲に光になります。

配光角は、部屋の広さや形状によって選ぶと良いでしょう。
例えば、広くて平面的な部屋では、広範囲に光が届く白熱球や全方向型のLED電球がおすすめです。
逆に、狭くて立体的な部屋では、特定の場所や物を照らすLED電球やワイド型のLED電球がおすすめです。

明るさ

明るさとは、目で感じる光の強さのことで、単位はルーメン(lm)です。
ルーメンが多ければ多いほど明るく感じられます。

ここでは、一般的な40W形相当の明るさを持つLED電球と白熱球を例に取ってみます。

  • LED電球(パナソニック LDA6L-H-E17/BH/S_3):明るさは470lm
  • 白熱球(パナソニック LW100V36W 40W形):明るさは440lm

この例では、LED電球の方が白熱球よりも明るいことがわかります。
ただし、明るさは消費電力や配光角によっても変わってきますので、購入前には必ず確認しておくようにしましょう。

失敗しないLED電球の選び方

LED電球と白熱球の違いが分かったところで、次はLED電球の失敗しない選び方を紹介します。
その前に、上記で紹介していた「LDA6L-H-E17」は既に生産終了していましたので、後継品をお探しの方は「LDA4LHE17S4」を検討してみてください。(2024年1月追記)

早速ですが、パナソニックの公式動画で「よくある失敗と選ぶときのポイント」という動画を紹介していました。

  1. W数/形相当を確認して選びましょう
  2. 適切な配光角(光の広がり具合)を選びましょう
  3. 部屋にあった光色を選びましょう
  4. 適合器具かチェックしましょう(野外・密閉型・断熱材施工)
  5. 口金・本体サイズを確認しましょう

上記の内容を手短にまとめてとても分かりやすく紹介していました。

Panasonic Japan(パナソニック公式)

まとめ

今回は、LED電球と白熱球の消費電力や電気代、色温度、配光角、明るさなどを比較してみました。
LED電球は省エネで長寿命というイメージがありますが、実際にどれくらいお得なのでしょうか?
白熱球は昔から使われている定番ですが、今でもメリットはあるのでしょうか?

結論から言うと、LED電球は他の種類の照明器具よりも圧倒的に消費電力や電気代が少なく、長寿命です。
また、色温度や配光角も選べるため、部屋の雰囲気や用途に合わせて使い分けることができます。

ただし、初期投資が高いため、購入前にはしっかりと検討するようにしましょう。

この記事を書いた人
佐久本 進

私は以前、家電量販店で働いていた経験があり、お客様の生活に役立つ様々な家電を販売していました。今はその経験を活かし、家電をメインにライフハックに関する記事を書くライター職に専念しています。

また、家族と暮らす中で、住んでいる人や使う人、生活に身近な場面に合わせた快適な空間づくりのコツを身につけました。

このサイトでは、住まいについてのノウハウを分かりやすくお伝えしています。また、暮らしに役立つ豆知識的な記事も投稿していますので、ぜひチェックしてください。私は読者の方々の暮らしを少しでも快適にするお手伝いができればと思っています。

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